RSSって何?サイトの更新情報を自動収集して推しサイト巡りを楽しもう!【SNSいらず】

RSSって何?更新情報を自動収集して推しサイト巡りを楽しもう!【SNSいらず】

個人サイト巡りはとても楽しい趣味です。ひとつずつサイトを見に行って更新がないか確かめるのもよいですが、好きなサイトがたくさんあると巡回するのも大変です。

また、「SNS疲れを感じるからSNSから距離を置きたいけど、欲しいニュースが入ってこないのは困る……」という悩みを持っている方もいるかもしれません。

そんな方にオススメしたいのがRSSの活用。RSSを活用すれば、好きなサイトの更新情報がリアルタイムに、新聞のように手元に届くんです。

RSSとは?

RSSの正式名称はRich Site Summary(リッチ・サイト・サマリー)。サイトに新しく掲載された記事などの見出しを配信するための仕組みです。

ニュースサイトなどを閲覧しているときに、RSSアイコン こんなマークを目にしたことはないでしょうか? このマークが掲載されているサイトでは、RSSフィードと呼ばれる最新情報が配信されています。

ちなみに、RSSアイコンは設置していませんが、doでもRSSフィードを配信しています。doのRSSはこちらです。開いてみると、なにやらHTMLのような記述がずらりと表示されますが、これはXMLと呼ばれる言語で書かれているもので、doの最新記事の情報が詰めこまれています。

RSSを活用するには、RSSリーダーと呼ばれるアプリに、購読したいRSSフィードのURLを登録します。すると、登録したサイトが新しい記事を公開したときにあなたのもとにその情報が配信されるというわけです。SNSで気になるユーザーをフォローしたら、タイムラインにその人の投稿が流れてくるのと似たようなイメージです。

どんなサイトがRSSフィードを配信してる?

それでは、どのようなサイトがRSSフィードを配信しているのでしょうか。

WordPressやてがろぐなどのブログツール

WordPressやてがろぐなど、一般的なブログツールには標準でRSSフィード配信機能が搭載されていることが多いです

WordPressサイトの場合は、URLの後ろに「feed」と入力すると、RSSフィードを取得することができます。てがろぐでは、URLの後ろに「?mode=rss」を加えます。

ただし、なんらかの理由で運営者が意図的にRSS配信機能をオフにしている場合もあります。

企業サイトのお知らせやブログ、ニュースサイト

企業が運営しているサイトの最新情報やニュースサイトでは、RSSフィードが配信されている場合が多いです。サイトのサイドバーやフッターなどに、RSSのマークとともにフィードへのリンクが張られていることもあります。

RSSアイコンのリンクがなくても、RSSフィードは配信されている、というケースも多いです

YouTube、note、mstdn、Blueskyなど一部の会員登録制サイト

YouTubeやnoteなどの会員登録制サイトや、mstdnやBlueskyなどのSNSでは、RSSフィードが配信されていることがあります。

追いかけたいユーザーのプロフィールページからRSSフィードを取得してリーダーに登録すれば、リアルタイムに最新の情報をチェックすることができますよ。

好きなサイトがRSSフィードを配信しているかどうか調べる方法

BeRSSというサイトを利用すれば、好きなサイトでRSSフィードを取得できるか調べることができます。

利用方法はカンタンで、フィードを取得したいサイトのURLをボックスにコピペして「検索スタート」をクリックするだけです。

RSSフィードが配信されているかチェックする「BeRSS」の利用方法

YouTubeやnoteなどの会員登録制サイトでRSSフィードを取得したい場合は、追いかけたいユーザーのプロフィールページのURLや、チャンネルのURLを貼り付けましょう。

RSSリーダーはどれを使うべき?

RSSを活用するには、RSSリーダーと呼ばれるツールが不可欠です。ここでは、数あるRSSリーダーの中からオススメのものを2つ紹介します。

ちなみに、どちらも無料で使えます。有料版へアップグレードすることも可能ですが、大量にRSSフィードを登録して使い倒すわけでないなら、無料版でも十分活用できます。

Inoreader:日本語対応のRSSリーダー

Inoreaderは、日本語対応のスタンダードなRSSリーダーです。iOSやAndroid用のアプリもリリースされています。

Feedly:シンプルなUIが使いやすいRSSリーダー

FeedlyはシンプルなUIがとても使いやすいRSSリーダーです。こちらも、iOSやAndroid用のアプリが利用可能です。

ただし、日本語には非対応です。英語のツールを使うことに不安がある方はInoreaderが良いかもしれません。

InoreaderとFeedlyでは、機能面で大きく違うところはないので、UIが好きな方を選べばよいでしょう。

余談:RSSも個人サイトと似たような歴史を辿っています

RSSは、SNSが世の中に浸透するより以前は、ネット上の最新情報を一気に取得できる便利なツールとして大変重宝されていました。

しかし、SNSの人気に火が付き、SNSさえあればいつでも最新のニュースを追うことができる時代になると、RSSを活用する人の数も激減したという背景があります。少し個人サイトの歴史と似ているかもしれませんね。

ただ、「SNS疲れ」「情報デトックス」などの言葉が広まりつつあり、SNSとの付き合い方を見直す人が増えている昨今では、RSSの活用が再注目されているようです。

RSSを活用してネット利用をもっと便利に!

RSSを活用すれば、SNSがなくとも、知りたい情報だけをリアルタイムに自分の手元に集めることができます。

ネット利用をもっと便利に、そして楽しくするために、ぜひRSSの導入を検討してください!

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