iPad一台でhtmlテンプレートからサイトを作る方法

iPad一台でhtmlテンプレートからサイトを作る方法

仕事に家事に趣味に……といろいろなことに追われていると、パソコンの前に腰を据えるのがなんだか億劫になりませんか? 近年はタブレットの機能向上やアプリの充実により、イラスト制作や文章作成もタブレットのみで完結させてしまう方も多いでしょう。

実は、サイトの立ち上げ&更新も、iPad一台で完了させることができちゃいます

パソコンを立ち上げるのが面倒でも、iPadだけでサイトが作れたら、更新ハードルも下がってめちゃくちゃ便利です!今回はその方法を紹介いたします。

iPad以外の、Androidなどのタブレットでは未検証です。筆者がiPad以外のタブレットを未所持のため、ご了承ください。。またこの記事では、第7世代iPadを使って作業をしています。他のバージョンのiPadだと細部が異なるかもしれませんので、ご了承の上でご活用ください。

空いた時間を活用して、サクサクっとサイトを作っちゃいましょう!

大筋の手順はPCで作業するときと変わりません

大まかな流れは以下の通り。

  • レンタルサーバーを借りる
  • htmlファイルを編集する
  • サーバーにアップロードして公開・完成

PCで作業するのとほぼ変わりませんね。レンタルサーバーは、ふつうにブラウザから契約を申し込んでください。

https://do.gt-gt.org/choose-rentalserver/

ポイントは次のステップからです。FTPアップロード機能のついたプログラミング用テキストエディタアプリを使います。

プログラミング用テキストエディタを用意します

テキストエディタ機能だけならいろいろありますが、今回はFTP機能のついたものを使います。

Textastic Code Editor 8

Textastic Code Editor 8

Alexander Blach¥1,220posted withアプリーチ

テキストエディタ LiquidLogic

テキストエディタ LiquidLogic

MEGASOFT Inc.無料posted withアプリーチ

この記事で紹介するのはTextasticとLiquidLogicです。どちらもhtml/cssはもちろん、Javascriptやphpなどのファイルを編集できる上、FTP機能が備わっているためサーバーへのファイルアップロードまで完結できる、優れたアプリです

Textasticは有料アプリですが、1,220円の買い切りで、操作感もよく使いやすいです(私も愛用しています)。動作もサクサクで快適です。日本語非対応でメニューが全て英語なのが難点ですが、必要な操作を覚えてしまえば問題はありません。

一方のLiquidLogicでもほぼ同じ機能を無料で利用できます。ただし、同時に開けるファイル数に上限があり(5つのみ…)、1MBを超えるファイルは扱えません。LiquidLogic有料版にすればこの上限は緩和されるのですが、月額200円、年払いで1,000円のサブスク形式になっています。また、iPad付属のブラウズに入っているファイルをアップロードすることができないのが地味に不便かも。

とはいえ、趣味の範囲で使う分にはLiquidLogic無料版でも差し支えなさそうなので、まずはLiquidLogicを無料で使ってみて、物足りないなら有料版にアップグレードするなり、Texasticを買ってみるなりすれば良さそう

htmlテンプレートを編集してみましょう

さあ、テキストエディタをダウンロードしたら、お気に入りのhtmlテンプレートをダウンロードします。iOS13から、ブラウズでzipファイルをタップするだけでzipを解凍できるようになったので、サクッと解凍していきます。

Textasticの場合

アプリを開き左上の「File」をタップすると、サイドバーが開きます。

iPad一台で自分のサイトを作ります(Textastic編)
サイドバーを開いたところです

「Create External File」をタップして、編集したいテンプレートが入っているフォルダを選ぶと、そのフォルダへのショートカットがサイドバーに作成されます。

ショートカットができたら、編集したいファイルを開けば編集ができるようになります。

TextasticでSimple Sliderを編集しています
TextasticでSimple Sliderを編集しています

複数のファイルを同時に開いて、タブで行き来しながら編集することも可能です。また、一括置換も利用できるのでサイトタイトルやカラーコードを一気に変えたいときに活用しましょう。

Textasticの置換機能を使っているところ
「Simple Slider!」を「ねこかわ」に置換します

さて、テンプレートの編集に取り組む前に、まずはFTP接続の設定をして、適当なファイルをアップロードしてみましょう。

サーバーにファイルをアップロードする際は、サイドバー下部にある矢印アイコンをタップします。

TextasticでFTPアップロードします

すると左右に2分割されたファイル一覧画面が表示されます。左側がローカル(iPadのブラウズ)、右側がWeb上のファイル一覧です。

まずはアップロード先のサーバーを指定するため、右上のConnectionの「+」マークをタップし、「(S)FTP Connection」を選択します。すると、下のような設定画面が出ますので、必要な事項を入力します。

FTPの設定をします

ホスト名(サーバー名)やユーザー名は、ブラウザからレンタルサーバーの管理画面にログインして「サーバー情報」のページに飛べば確認できるはずです。

設定が完了すると、設定したサーバーが一覧に出てくるので、タップするとサーバーにアクセスできるようになります。アクセス失敗してしまう場合は、(i)ボタンをタップして設定を確認してください。

TextasticでFTPアップロードを行います

アクセスできたら、ネットワーク側でファイルをアップロードしたい場所に移動します。ローカル側ではアップロードしたいファイルもしくはフォルダを選択し、左下の「Upload」をタップすることでファイルのアップロードが完了します。

Textasticでファイルをアップロードするところ
複数ファイルのアップロードもできます

アップロードできたら、ブラウザからアクセスしてみて間違いなくアップロードできたか確認してください。

LiquidLogicの場合

LiquidLogicでは、iPad付属のブラウズに保存されたものをアップロードすることはできないため、まず最初にiCloud上にLiquidLogic用の作業フォルダを作る必要があります。

LiquidLogicを開いたら、新規のテキストファイルをそのまま保存します。左上のアプリのアイコンをタップし、Saveで保存します。

LiquidLogicの作業用フォルダを作ります
LiquidLogicの作業用フォルダを作ります

保存先は「iCloud」を選びます。ファイルの名前などはそのままで大丈夫です。

「iCloud」に保存します
「iCloud」に保存します

これでiCloudの中にLiquidLogic用のフォルダができました!ここに保存したものがFTPアップロードでサーバーに上げることができます。スムーズにアップロードするために、これ以降はこのフォルダの中にテンプレートファイルを移して作業を行います。

「ブラウズ」のiCloud Driveの中にフォルダが作られました
「ブラウズ」のiCloud Driveの中にフォルダが作られました

ダウンロードしたテンプレートをLiquidLogicフォルダに移したら、LiquidLogic画面の左上のアプリアイコンをタップし「Open」で編集したいファイルを開きます。

LiquidLogicでファイルを開いたところ
LiquidLogicでファイルを開いたところ

こちらのアプリでも一括置換機能が使えます。左上の虫眼鏡アイコンをタップすると「置換」メニューが出てきます。サイトタイトルの書き換えや、カラーコードの一括置換などにご活用ください。

LiquidLogicの置換機能を使うところ
「Simple Slider!」を「ねこかわ」に置換します

さて、ファイルの編集を進める前に、FTPアップロードの方法を確認しましょう。FTPツールを使うには、アプリ画面右上にあるメモ帳のようなアイコンをタップします。

LiquidLogicでFTP機能を使ってみます

するとこのように4つアイコンが出てくるので「FTP」をタップします。

FTP接続の設定をします
FTP接続の設定をします

左右に2分割された画面が出てきました。左側がローカル側(iPadの中)のファイル一覧、右側がインターネット側のファイル一覧です。右側に接続先が出てくるので、初回はFTP/SFTPアカウント追加をタップして、接続先の設定をします。

FTP設定を行います
FTP設定を行います

ホスト名(サーバー名)やユーザー名は、ブラウザからレンタルサーバーの管理画面にログインして「サーバー情報」のページに飛べば確認できるはずです。

設定が完了すると、設定したサーバーが一覧に出てくるので、タップするとサーバーにアクセスできるようになります。

LiquidLogicでファイルをアップロードするところ
LiquidLogicでファイルをアップロードするところ

アップロードしたいファイルを選択し、右下の「アップロード」でサーバー側にアップします。完了したらブラウザから自分のサイトにアクセスしてみて、きちんとアップロードできたか確認して下さい。

お疲れ様でした!

以上の方法で、iPadからでも自分のサイトを作ることができます。お疲れ様でした!どちらのテキストエディタにも、ここでは紹介できなかった機能があったり、自分好みにカスタムができたりしますので、気になる方はご自分で調べてみてください。

パソコンがなくても、タブレットだけでサイト制作・更新ができるなんて便利な時代ですね。この記事をきっかけに、今まで腰が重かった方もサイト作りに興味をもっていただければ幸いです!