WEB拍手へのお返事:展示イラストや文章の無断転載防止策について

ガタガタです。いつもありがとうございます。

WEB拍手よりご質問があったので、お返事いたします。

いつも素敵なテンプレートをありがとうございます! htmlをメモ帳で打っている人間のため、CMSがなかなかとっつきにくく、勉強させていただいております。 ところで、CMSにおいて、あるいは現在のインターネットにおいて、「スクショ禁止」「右クリック禁止」のような保存持ち出しへのコントロールはあまり現実的ではないものになっているのでしょうか? 「公式と二次創作の違いが判らない人がイラストを保存・プリントアウトして使っている」「文章をコピペして自分の作品としてアップロードしている」などの話を見るたびに、ある程度自衛できたらとは思うのですが……。

doコンテンツのご利用ありがとうございます。

質問者さんの見たものと同じものかどうかは分かりませんが、私も昨夜同様の話題をTwitterで目にしました。自分の作品が、自分の目の届かないところで、全く想像していないような用途に使われていたら……なんて考えるととても怖いですよね。。

サイト上で右クリックや文章のコピー、画像ダウンロードをできなくする方法は、存在することはするのですが、少し工夫すれば簡単に破られてしまうのが現実です。スクリーンショットに至ってはウェブサイト側で制御して禁止するのも難しいようです(外部サイトですが、参考になりそうなリンクを置いておきます)。

右クリックができなくてもサイトのソースを表示することはできますし、デベロッパーツールを使って画像のURLを抜き出してダウンロードすることだってできます。とはいえ、そこまでの知識がない人も多いので、上記の対策が全く無意味ということはないはずです。

もっと気を付けてほしいのは「画像検索」です

サイトからの画像ダウンロードよりも気を付けるべきなのは検索エンジンに画像を拾われることだと思います。

あなたのサイトに、本来の入り口(index.html)から訪れて展示物を見に来た人なら、創作物や同人活動がどういうものか、イラストの二次利用とはどういうことかを理解している人が多数のはずです。

しかし、検索エンジンで画像検索をする人となるとどうでしょうか。今はGoogleやYahoo!などの大手検索エンジンでも気軽に画像検索ができます。創作活動や同人活動についてよく知らない人でも、流行りのアニメやマンガに関連するワードで画像検索ができますし、実際にやってみると分かるように、明らかに二次創作のイラストも多数ヒットしてしまうのがわかります

これを防ぐためには、

  • 全てのページで検索避けを実施する
  • Twitterなど、検索避けの実施されていないSNSへの画像掲載を控える

などの対策が重要になってきます。

全てのページで検索避けを実施する

検索避けの具体的な方法については別のメッセージへのお返事でも触れましたが、これと同じ方法で構いません。

HTMLに検索除けはできても、画像にはロボットがクロールしてたどり着いてしまうのでは?と思われるかもしれませんが、Yahoo!のヘルプページにはこの方法でも画像検索でヒットするのを回避できると明言されています。Googleの検索ロボットも同じようなシステムなので、Googleの画像検索もこの方法で回避できると思われます。

検索避けの実施されていないSNSへの画像掲載を控える

これは、SNSをバリバリに使いこなしている方にとってはちょっと辛いかもしれませんね。

イラストそのものの掲載はやめられなくても、解像度の高くないものだけ載せるようにするとか、二次創作であれば原作に関係する語句をツイート文章内に含めないようにすることで、ある程度は無断利用および画像検索でのヒットを回避することができるはずです。

トラブル防止方法については、改めて記事にしたいと思います

こういったトラブルを防止する方法については問い合わせをたびたび受け取っており、みなさん不安に感じられているということがわかります。

今は多忙のため、すぐには着手できないのですが、後日改めてきちんとまとめて記事として公開したいと思います。

安心して創作活動をするためのヒントにしていただければ幸いです。