自主制作した漫画(同人誌)やグッズなどをネットショップで販売したことはありますか?
ネットショップサービスには、pixivが提供するBOOTHなど、さまざまなものがあります。これらのサービスは簡単にネットショップを開設できるメリットがある一方で、「ショップのデザインが固定されていてこだわりのデザインのネットショップを作れない」「抽選販売や予約販売といった、販売形態についての機能が弱い」などの欠点もあります。
手軽にネットショップを開設したい、でもデザインも自分好みにしたいし多機能さもほしい……そんな欲張りなみなさまに、今回はBASEを紹介します。
詳しくBASEの特徴を見ていきましょう。
初期費用¥0!気軽に開設できる
BASEの魅力最大の魅力は、何と言っても初期費用をかけずにネットショップを開設することができる点です。
登録に必要なのはメールアドレスとパスワード、そしてショップのアドレスにする文字列だけ。登録のハードルがとても低く、だれでも簡単にジョインできてしまえます。
商品が売れるごとに手数料が発生するシステムで、注文ごとに3.6%+40円の手数料が発生します。BOOTHは手数料が3.6%なので、BASEの方が40円だけ高い程度です。
デザイン自由!かわいい有料テンプレートもアリ
BASEが従来のネットショップサービスと大きく異なる点は、HTML/CSSを自分で書いてネットショップのデザインを自分好みに仕上げてしまえる点です。
もちろんHTMLやCSSが書けない人でも、たくさんのテンプレートが用意されている上、カラーパレットを使ってショップのカラーを簡単に変えたりすることができるので、好みの見た目のネットショップを作ることができます。
また有料のテンプレートも販売されています。有料テンプレートにはおしゃれで凝ったデザインのものが多く、おすすめ商品をピックアップする追加機能があるなど機能性も良いです。本気で通販したい方には有料テンプレートもオススメ。
→BASE デザインマーケット
pixiv FACTORYと連携している、データダウンロード販売等、オタクに優しい機能アリ
BASEは2017年からpixivFACTORYとの連携を開始しています。これにより、BASEでオリジナルグッズの注文を受け、pixivFACTORYで製作して販売することが可能になりました。もちろん在庫を抱えるリスクはありません。
またBASEはデータダウンロード販売にも対応しており、音楽ファイルや zip ファイルなど1 GB 以内のデータコンテンツを販売することも可能です。
販売機能も充実しています
その他にもBASEにはいろいろな機能が備わっています。
- 販売期間の設定
- 予約販売
- 抽選販売
- メッセージ一斉送信
- クーポン発行
- セール機能
- レビュー機能
- メールマガジン
- etc…
などなどとても多彩な機能が備わっており、しかも上記機能は全て無料で利用することができるのです。
BOOTHにも同じ機能がいくつかありますが、機能それぞれに月額550円の別途費用がかかってしまうので、比較するとBASEの方がお得かもしれませんね。
BASEのデメリット:住所と本名の公開が必須です
デメリットとして、BASEでは特定商取引法およびBASE利用規約に基づいた事業者の氏名・所在地の公開が必須となっています。
そもそも特定商取引法とは、郵便やネットなどを利用してモノを販売するときなどに適用される法律で、通販サイトには販売者についての情報を公開する必要があると明記されています。
→特定商取引法ガイド
BOOTHやFantiaなど同人活動に特化したサービスにおいては、サービスを利用して販売を行うユーザーが、法の定める「販売業者」ではなく趣味の活動の範疇で販売していると解釈しているため、特商法に基づく表記を省略してよいということになっています。→参考(BOOTH Q&A)
一方、BASEはもともと販売業者の利用を想定したサービスであるため、特商法に基づく表記が省略できないようです。→参考(BASE Q&A)
とはいえ利益を得ることが目的で販売を行うなら、トラブルを避けるためにも特商法に基づく表記をしておくべきでしょう。どうしても本名や住所を公開できない場合は、BASEの利用は控えましょう。
まずは登録してみてください
このようにデメリットもあるものの、BASEはとても自由度が高く手軽で簡単なネットショップサービスです。
手軽にネットショップを開設し、自作の本やグッズをどんどん売りたい、デザインにもこだわりたい……そんな創作者の欲張りを叶えてくれる魅力的な「BASE」。
ぜひ一度登録して、その使いごこちを確かめてみてください!
BASE